オッサンのゲームに纏わる奮闘記です。
で、続きです。
この前記載したとおりですが、FHがMHになるのなら、MHもFHになるのでは?CMTが使える?というところです。
検証したとおりでR104の抵抗(ジャンパ)をショート、オープンでFH/MHが切り換わりますので、MHにCMTインターフェースを増設してみます。
Drgsly2.jpg

まずはマザーを比較してみつつ、足りない部分を回路図に起こしてみました。
CMT_Scheme.jpg
こんな感じ。
#なぜかLTspiceです。
具体的な抵抗値などは、FHのジャンクからパーツを調べつつ、資料と比較して記載しています。

資料は「PC-8801 N88-BAISC解析マニュアル」に記載されているPC-8801の全回路図と「PC-8801mk2SRテクニカルマップII ハードウェアを知る」に記載されている、SRのCMT周りの回路図と比較してみました。
PC-8801CMTScheme.jpg
これがPC-8801
SRCMT_Scheme.jpg
これがSR
で、全部一緒w

#ちなみにPC-8001mk2SRの回路図もなぜか書いてありましたが、それはCMTインターフェース周りがカスタムに入っているため、すごく簡単な回路になっています。
80SRCMT_Scheme.jpg
これが80SR

動作としてはリレーでリモート(モーターオン黒ライン)とCMT_IN(白ライン)をオンオフしていて、CMT_INはコンパレータを介してシリアルに入力されます。CMT_OUT(赤ライン)は逆にTTLの出力をカットオフ2800HzぐらいのLPFを介して出力しているようです。

FH、MHの場合、それぞれの入力、出力はIC27のD65013Gと書かれたカスタムチップにつながっています。
もう全部ここに入っていっていますね。
なので拡張RAMを有効にしつつCMTを有効にすることはできない、もしくはこのカスタムを解析する必要があると思います。
まあ、次の改造というか増設には関係ないので、これ以上はやりません。

そして残念ながら、Framさんにも教えてもらったように、FA以降は完全にCMT周りの回路は持たない形でつくられているのではないかと思います。
ちなみにPC-8801-21というCMTインターフェースボードがありますが、USARTのチャンネルやI/Oマップ自体が異なるので、おそらくシリアルインターフェースごと拡張するボードなのではと思います。
#持ってないから知らない。
なので、FA以降の機種では、シリアルを含めて増設する必要があるかと思います。よくわかんないですけど。

前置きはこのぐらいにして、MHのマザーにパーツを組んでみます。
FHのパーツを入れ換えて動作するかやってみるのが簡単かもしれませんが、それではFHが可哀想ということで、必要なパーツとマザーに記載されているパーツのシルク印刷との対応を記載します。
リレーなど全く同じものを手に入れるのは困難だと思うので、自分が使用した代替パーツとその入手先を記載しました。

位置使用パーツ代替パーツ備考
RL1NEC MR52-5S941H-2C-5Dなど秋月。ピンアサインが違う 5V-2回路C接点
TR1502SC2785H?F?2SC1815GRなどNPNトランジスタの適当なの
IC55uPC311LM311共立など。ピンは同じ
L38,39,40,412.2uH?A823LY-100Kなどノイズ対策用 適当なマイクロインダクタで
D17,18,191SS531N4148など秋月の小信号用スイッチングダイオード
R72331/4W 1%
R735k11/4W 1%
R745601/4W 1%
R771k31/4W 1%
R7822k1/4W 1%
R792k21/4W 1%
R802k71/4W 1%
R8120k1/4W 1%
R8220k1/4W 1%
R83910金属皮膜 1W
C1110.1uセラミックF(±1%)大体で
C112220pセラミックB(±0.1%)
C1130.1uセラミックF(±1%)大体で
C1140.47uF35Vタンタル共立
CMTコネクタDIN8aタイプ基板取付共立エレショップ TCS4480-0140577

*回路図には記載していますが、R75、R76はMHも抵抗が取り付けられています。CMTの入力をHにプルアップした状態にする形で取り付けられているようです。

で、これをハンダ付けですが、いくつか改良したところを記載します。
まずCMTコネクタですが、ピン部分はいいのですが、固定用のピンがFH/MHとは合致しませんでした。
ですので、
CMTcon1.jpg
手前の2本出っぱったところを
CMTcon2.jpg
こんな感じで、折って処理しました。
ちょっと強度は弱くなってしまいますが、ピンが8本も接続されるので大丈夫でしょう。

MR525S.jpg
問題はリレーなのですが、NECのMR52-5Sがデータシートも含めてまったく情報がありませんでした。
起こした回路図や資料から、5V2回路C接点なら大丈夫だろうということで、秋月の941H-2C-5Dを購入しました。
#100円

資料からMR52-5Sのおおよそのピンアサインはわかりましたし、周辺の回路図からそのピン配置が間違っていないだろうとわかりましたので、MR52-5Sのピンアサインに合致するように変換しました。
RelayPin.jpg
こんな感じで、ピンを変換です。わかりにくいので対応するピンの表も記載します。
MR52-5S941H-2C-5D
14
28
31
86
911
1416
159
1613

で、こんな感じで作成。
NewRelay1.jpg NewRelay2.jpg
1個だけ作るので、適当に配線しています。
これらを配置、ハンダ付けしました。
MR_CMT1.jpg
マイクロインダクタ、もうちょっとちゃんと選んだほうが良かったorz
ぎりぎりw
早速、使ってみます。
Chakn1.jpg  Chakn2.jpg
おおっ!やっぱり、動いた!
自分の知る限りN-BAICでブートできる88はFH/MHまでなので、PC-8001の時代のテープなども直接ブートして使えます。
#N-BASICで2HDって使えるんだろうか?8001に8インチのBASICとか、あったっけ?だとすると、かなりの数のゲームをディスク化できるのでは?w
一応、セーブもやってみました

TapeRec1.jpg TapeRec2.jpg
音楽テープしか無かったですが大丈夫でした。
FHMHbackpnl.jpg
後はMHには穴が開いていないので、
 FHMHbackpnl2.jpgMHbackpnl.jpg
こんな感じで穴あけ 。ちょっとずれたw
全部、組み立ててからもう一度チェックしてみます。
Drgsly1.jpg Drgsly3.jpg Drgsly2.jpg
大丈夫でした。
前回と同じ感じで、MHも切り換えのジャンパを追加しています。

というところで、MHのCMTインターフェスを増設することは、結構簡単でした。
88弄るのは続きます
では〜
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初めまして!Fram様からメモリ増設済みのFAを譲っていただいた者です(動作快調です^^) FHをMHに、そしてMHをFHにとは、今さらながら面白いことをやられていますね。F系とM系で、背面端子の並びが同じなので怪しいとは思っていましたが、やはり共通基板だったのですねぇ。そのまま増設できないのはやはり意地悪設計なんでしょうか・・
こうなってくると、明らかに大きさの違う基板を使っているFR/MRがどうなのかが気になりますね~、あと、FEとかFE2も、端子の並びだけは同時期のM系に似ているのですが、販売台数も減ってきている頃でしょうし、ある程度の部品共通化があってもおかしくないと思っています。むしろわざわざ筐体デザインを作り分けていること自体が無駄な気が?
[2015/10/21 Wed] URL // 獣 #mQop/nM. [ 編集 ] @
コメントありがとうございます。
FH、MHはマザーが全く同じだったので簡単でした。その他の機種も所有しているのですが、まだちょっと調べていません。
FRとMRは調べてみたいと思っていますが、SRをベースに作成した2機種という感じなのではと思っています。
FEとFE2はどうなんでしょうね。その頃だとMA、MA2かと思いますが、FE2はメモリーがノーウェイトなので、MCの中身に近いのではとも思います。
色々あって面白いです。
では〜
[2015/10/22 Thu] URL // kitahei88 #- [ 編集 ] @
Framです。こんばんわ。

>kitahei88さん
FEはMA2と同時期、FE2はMCと同時期ですね。
FE系はコンポジットビデオ出力回路があるので、同時期のM系と異なるような気がします。
少なくともMA2とMCのメインボードにはコンポジットビデオ出力用の空きパターンはなかったと思います。

>獣さん
動作快調とのことで、良かったです。可愛がってあげてくださいね。

ではでは。
[2015/11/13 Fri] URL // Fram #- [ 編集 ] @
Fram様、こんにちは。
ブログのコメントができないようですので失礼してこちらに・・
こまめな記録に敬服いたしました。お体を大切にしてくださいね!
[2015/11/23 Mon] URL // 獣 #mQop/nM. [ 編集 ] @

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